2005年4月27日掲載
Chris Connor     A Jazz Date With Chris Connor
Atlantic原盤      1956年11月録音

 ジャケットを見るとライブ盤のようですが、スタジオ録音作品であり、録音は三日間です。。ベツレヘム時代からのコナーと一緒に演奏しているラルフ・シャロン(p),エディ・コスタ(vib),オスカー・ぺティフォード(b),そしてオシー・ジョンソン(d)が、三日間共に参加しているメンバー。そして三日間それぞれに、ゲスト・ミュージュシャンを迎えての録音です。

20050427

 かなりの大音量で聴きました。普段はもう少し控えめの音量で聴いていますが、それは部屋自体のエア・ボリュームを考えてのこと。

 しかし今日は音を上げるに従って、クリスの声が優しいお姉さんの声に聴こえてきました。3曲目の「squeeze me」で既に、隣からの苦情寸前の音量になっていました。この曲では、ボンゴとコンガが加わっており、またアル・コーンとラッキー・トンプソンのテナーも効果的であり、弾むクリスの歌が楽しめるものです。

 続く「fancy free」は、年下の男を一瞬で虜にしてしまう、優しいお姉さん雰囲気満載曲です。この曲について調べたところ、デューク・ピアソン作の同名異曲が有名らしいです。クリスが取上げているのは、ハロルド・アーレン作の曲。この盤でのクリスの雰囲気と言うより、今日の僕の部屋で流れたクリスの雰囲気にピッタリの曲でありました。