スティットの膨大なレコーディングを大きく分類すると、3つに分けられるそうだ。パーカー派としてのビ・バッパーもの。サックス・バトルもの。ソウルフルもの。この作品は、サックス・バトルものである。
お得意のジーン・アモンズとではなく、ブッカー・アーヴィン(ts)とのバトルであるが、迎え撃つスティットはテナーとアルトの2丁拳銃である。オマケにドン・パターソン(org)も乱入していまっせ。
白熱せずに、まったりとした落ち着いたセッション。腕があるだけに、例えば「Cジャム・ブルース」、酒が進む演奏に仕上がっています。