タイトル通り、グラント・グリーンの初リーダー作品です。ルー・ドナルドソンの紹介で、グリーンはアルフレッド・ライオンの知るところになったそうです。オルガンとドラムを入れてのトリオ演奏ですよ。
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ここのところ新譜のギター作品を続けて聴いたので、グリーンのシングル・トーンが新鮮に響きます。「lullaby of the leaves」のゴスペル気分の中での、グリーンのシングル・トーンが印象的です。これを支えているのが、地味ながら堅実なベン・ディクソンのドラムでしょう。後のグリーンの作品に比べて粗削りですが、楽しめる1枚です。