ウィルバー・ハーデンは1950年代にsavoyに数枚の吹き込みを残した有望株のトランペッターだったんですが、その後の活動は全く知られずに。このアルバムではコルトレーン、トミ・フラ、フラーを従えて、ゴキゲンなハード・バップを繰り広げてます。彼のオリジナルが2曲、さてその出来映えは。
サヴォイのハウスレコーディングらしいハードバップセッションです。クレディット上のリーダーはハーデンなのですが、トロンボーンのフラーとコルトレーンの3人が、同格で演奏してますね。タイトル曲のタンガニイスカ・ストラットが圧巻ですよ。ミディアムのリラックスしたテンポでの、 ジャムセッションです。ハーデンはドナルド・バードのようなトランペット吹きで僕の好みですが、やはり圧巻はこの時一番勢いが良いコルトレーンですね。