Eric Kloss
In The Land Of The Giants

録音日 1969年1月2日(ジャケ記載データ)
Summertime が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 2004年3月27日にこの作品を「今日の1枚」で取上げました。その際に「Summertime」をこの盤の白眉として「様々な要素が加わった内容となっております。静から動への展開が見事であり、フリーの色合いも加え、また各楽器の特徴を存分に活かしているもの。そこでのクロスのアルトは、伸びやかであり勢いの良いものであります」と大絶賛しております。
 この盤を聴くのは久しぶりのこと、楽しんでみます。

pst10

つまみ食い後

 最初と最後のバイアードのピアノの抒情性、怨念みなぎるデイヴィスのベースとクロスさんのデュオなど聴き所がある中で、やはりクロスさんの尖がったソロが最高に光っている「Summertime」の演奏です。
 願わくば、他の曲で活躍しているブッカー・アーヴィンのテナーとの対決がこの曲でも聴ければ良かったのですがね。

 独特のサマータイムでした。

(掲示板掲載 2016年4月26日から3日間)