録音日 1986年5月25日(ジャケ記載データ)
Body And Soul が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
このブールー・フェレさんは、ウィキペディアによればフランスの巨匠ジャズギタリストだそうです。本作品を「今日の1枚」で2003年6月19日に取り上げた際に書いたことですが、私はブールーさんの「枯葉」が収録されている作品に惚れ込みました。渋谷のジャズ盤専門店でも評判になった作品です。しかしCDではその作品を持っておらず、諸般の事情で「今日の1枚」では未掲載となっています。
その流れで本盤を購入し「今日の1枚」で取り上げたのですが、その際には「枯葉」クラスの演奏を期待していたためか、アッサリとした感想で終わりました。それから15年経った今回、本作品の良さを述べたいなと思いながら、聴いてみます。
つまみ食い後
弟さんと思われる方のギターが参加しており、アコギ2本での穏やかな気分を感じさせるライブ作品です。多分15年前の私は、「枯葉」での緊張感溢れる展開を期待していたので、本作の穏やかさの前で「アッサリ」との表現を使ったのでしょう。
この穏やかなアコギの世界は、これはこれで素敵なものです。たまにそこにベースが自己主張した時の、弦楽器3本での豊かな音色に包まれると、落ち着いた気分で知らずのうちに笑顔になってしまいます。
この意味では「Body And Soul」がまさにそんな演奏でした。
(掲示板掲載 2018年9月12日から3日間)