Tubby Hayes
Tubbs

録音日 1961年3月23日(ジャケ記載データ)
Falling In Love With Love が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 イギリスのジャズマン、タビー・ヘイズさんは結構好きなテナー奏者であり、「今日の1枚」で13枚取上げてきました。それらは1950年代中盤から1960年代中盤にかけてのものです。
 今回のつまみ食いで取上げる本作品は、テリー・シャノン(p)入りカルテットで4曲、大編成で5曲、3つのセッションから構成されています。

 2004年7月11日に「今日の1枚」で取上げた際には、カルテットでのタビーさんが良かった、特にオリジナルの2曲が良かったとコメントしております。そうすると「Falling In Love With Love」や「Wonderful! Wonderful!」はイマイチの出来と感じてしまったのでしょうか。確認してみます。

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つまみ食い後

 朗々としたテナーでの歌い方は聴き惚れるもので、テナー好きの方なら好きになる演奏でしょう。

 この盤の中での「Falling In Love With Love」は、他のオリジナル等でのギラギラ感を鎮めるための箸休め的な役割もあるため、11年前の「今日の1枚」ではコメントしなかったのでしょう。

 私がジャズを聴き始めた1980年代初頭は、欧州ジャズは、ごく一部の愛好家がオークションで入手した作品で楽しんでいたものでした。それが1990年代後半以降、というより2000年代に入り、一般のジャズ・ファンにも欧州ジャズの良さが伝わっていったのです。そんな中でもタビーさんの作品群が一般ジャズ・ファンが気軽に購入できるようになったことは、本当に嬉しいことです。

(掲示板掲載 2016年1月22日から3日間)