録音日 1999年9月20日(ジャケ記載データ)
Falling In Love With Love が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
「ベースがリーダーの作品なので、もう少し張切って欲しかったね」と「今日の1枚」で評したのは、2002年8月23日のことでした。今考えるとそれは、マークレヴィンソンにB&Wとオーディオを入れ替えた時期のことで、重厚なベース音を求めていたからでしょう。
それから13年以上が経った今、オーディオは同じですが、もっと素直な気持ちでこの作品を聴けるでしょう。エリック・アレキサンダー(ts)の参加で購入した本作品、トランペットにはこの時を代表するジョー・マグナレリが加わっております。
つまみ食い後
テナーとピアノが光るバラッド演奏の後に登場するのが「Falling In Love With Love」ですが、消化不良のままレコーディングに臨んだように感じます。少しアップテンポで、テナーからスタートしますが、各自中途半端な解釈での演奏が続きます。終盤に用意されたベース・ソロは、本来ながら聴きどころになるはずが、戸惑った表情のブリガンディさんがそこにおりました。
(掲示板掲載 2016年1月28日から3日間)