録音日 2002年6月1日(ジャケ記載データ)
Autumn In New York が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
マリンバーニさんのピアノが好きで、その新譜を買い続けて、「今日の1枚」では彼の作品を5枚取上げました。私は2000年代半ばから新譜買いから足が遠のき、マリンバーニさんの新譜とも付き合いが無くなりました。彼は今でも作品を発表し続けており、合計12枚のリーダー作を発表しております。
「今日の1枚」で2003年1月14日に取上げたこの作品は、「Autumn In New York」がタイトル曲になっております。私の14年前の感想は演奏を絶賛したものになっており、4曲を取上げてコメントしています。しかしながら「Autumn In New York」はその4曲に入っておらず、今日はこの曲を中心に聴いてみます。
つまみ食い後
何度聴いても、マリンバーニの美学に引きずり込まれる作品です。1曲それぞれに輝きがあり、憂いがありと、聴き応えある内容です。14年経っても、私の中の名盤であり続けています。
さて「Autumn In New York」。朝方のイースト・リバー公園の静けさの中で船の音が聞こえてきて、一日の始まりを感じさせるようなで出すです。次第に近くのオフィスに出勤する人々の朝の寛ぎ散歩の色合いになっていき、この小さな公園にも、人間と自然の一日と変化があることを感じさせる演奏に聴き入り、この作品は終わっていきます。
(掲示板掲載 2017年4月21日から3日間)