録音日 1957年5月3日（ジャケ記載データ）
Easy Living が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
プレスティッジお得意のジャム・セッション作品である本作は、マクリーンとジェンキンスのアルト２本が主役の作品です。2003年12月27日に取上げた際には、「Easy Living」での二人の出来の差に、その後の二人の明暗を感じ取れるようなことを書きました。流石にそれから干支が一回りしてしまうと、そんなことを書いてしまったことなどすっかり忘れていました。今回のつまみ食いでは、どんな印象を持つのでしょうか。
つまみ食い後
この時マクリーンは２５歳を迎える直前ですが、この歌心には聴き惚れてしまいます。ジャズを聴き始めたばかりの人はこの時期のマクリーンに熱中する人が多いのですが、ここでの演奏を聴けばそれも理解できるものです。一方のジェンキンスはこの曲での出番が少なく、これ一つもって酷評した１２年前を反省します。この演奏は「Easy Living」ベストテンに入るものですよ。
（掲示板掲載 2015年10月19日から3日間）