録音日 1964年9月30日(ジャケ記載データ)
Body And Soul が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
長きのパリでの生活からNYに戻ったこの作品については、「往年の名車の如くスピードは期待できないが、備えている風格はより一層味わい深いものになっております」と、2003年6月9日に「今日の1枚」でコメントしました。
更にジャケのパウエルさんの表情に触れて、「何故かジャケットに写っている熱演風景に、苦悶を感じるのは僕だけでしょうか」とも述べておりました。
絶頂期は過ぎても素敵な演奏を残していたパウエルの作品を、「Body And Soul」を中心に聴いてみます。
つまみ食い後
嬉しさ溢れている演奏です。悲しいはずの「Body And Soul」にも、新しい恋がまた訪れるよと、優しく微笑んでいるような演奏です。14年前には苦悶のジャケ写と感じましたが、今回は想像力は溢れてくる喜びを感じているように、ジャケ写のパウエルさんの表情を見て感じました。
私はMythic Soundから28年前に発売された、本作を含む10枚の作品をこよなく愛しております。
(掲示板掲載 2017年9月24日から3日間)