Jan Lundgren
Lonely One

録音日 2001年4月24日(ジャケ記載データ)
Falling In Love With Love が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 1998年に始めた「今日の1枚」は、長期中断を挟みながら今日まで続けており、既に2000枚を超える作品を紹介してきました。
 そのトップバッターが、このヤン・ラングレンでした。深く考えずに、その時に思いついた作品を気軽にジャケ付きでアップし、簡単に感想を書いていくと考えて始めた「今日の1枚」でした。18年前の開始日でははまさにこのヤン・ラングレンが気に入っていたのです。その後彼の作品を「今日の1枚」で7枚取上げましたが、2002年録音の作品まででした。
 その後もラングレンは今日に至るまで作品を発表し続けていますが、僕の彼への興味は2002年までだったようです。

 さて「Falling In Love With Love」が入っている本作品を「今日の1枚」で取上げたのは2001年8月18日のことでした。「ラングレンの特徴のきらやかに軽快に流れるメロディが強調されている1枚。ブラシを多用しホンワカな感じを与えるドラムと、官能的なベースラインが好を奏している1枚」と感想を書きました。ベテラン大物ミュージシャンのJesper Lundgaard(b)と Alex Riel(d)が脇を固めて、ラングレンの特徴が活かされているとのだったのでしょう。
 今日は「Falling In Love With Love」を中心に聴いてみます。

pfl12

つまみ食い後

 アルバム全体としては15年前の感想そのままで素敵なピアノ・トリオなのですが、「Falling In Love With Love」はサラッとした演奏になっております。恐らくはアルバム構成を考えて、少し息抜きになる演奏を用意したのでしょう。
 この「サラッと」という表現だけでは悪い感想に聞こえますでしょうが、全体の流れの中では全く気にならず、むしろ構成の良さに感心して聴いていました。

 今でもこの作品が入手可能であるのは、嬉しいことです。

(掲示板掲載 2016年8月17日から3日間)