録音日 1950年2月1日(ジャケ記載データ)
Body And Soul が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
この作品は、2008年8月21日に「今日の1枚」で取り上げました。演奏されているスタンダード曲が、その曲の代表的演奏になっていることで、この作品のレベルの高さを私は述べました。また「全てにおいて密度が濃い内容」と、感想を述べました。「Body And Soul」の代表的演奏を、今日は聴いてみます。
つまみ食い後
「水々しい」というのは、「瑞々しい」の瑞が常用漢字に入っていなかった時代に用いていたものなので、「瑞々しい」という書き方が正解のようです。その意味は、「新鮮で生き生きしているさま。艶があって若々しいさま」であります。
私が持っている国内盤CDに解説を書いている佐藤秀樹氏は、本作品と「Body And Soul」について「水々しい」という言葉を用いて評しています。「新鮮で艶がある演奏」ということなのでしょうし、今回改めて本作を聴いて私もこの表現に納得しました。
佐藤氏は更に1981年に書かれた解説に中で、「すでに録音から30年余り過ぎているのに少しも古さを感じさせない」と述べております。佐藤氏が解説を今書くならば、「録音から50年近く経ったのに瑞々しい演奏だ」としたことでしょう。本当にそんな演奏です。
(掲示板掲載 2017年12月12日から3日間)