録音日 1999年10月16日(ジャケ記載データ)
Body And Soul が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
今日の主役は、ピアニストのベシアコフさんの作品です。しかしこの作品を購入した理由は、テナー・サックスでガゾーンが参加していることでした。そんな経緯で2002年9月4日に「今日の1枚」で本作を取り上げたのですが、ベシアコフさんの演奏について「冷めた演奏が鳥肌を立たせるようなスリリングさを人に与える」と感心しておりました。
また「Body And Soul」については、トランペットで参加しているジェン・ウィンザーの演奏とともに、この曲の演奏を褒めておりました。さて今回はどのように私は感じますでしょうか。
つまみ食い後
闇の色で統一された演奏ですが、曲毎にその色合いが違うのは、見事な表現力です。一日の終わりを告げるホッとするような闇の始まりであったり、楽しい語らいを演出する闇であったり、眠れぬ夜を重くするような闇であったり、一日の始まりを感じるような闇の終わりであったりします。
その中で「Body And Soul」は、1人夜空を見ながら楽しかったことや寂しかったことを考えている自分を励ましてくれるような闇です。それは良い演奏なのですが、原曲が全く浮かばない演奏です。クレジットを見返すとJohnny Greenとなっているのですが、本当かいなと思いながら聴き終えました。
(掲示板掲載 2017年12月15日から3日間)