録音日 1963年10月2日(年月は確定、日は決めつけ)
Falling In Love With Love が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
「スピーク・ロウ」がビショップの表名盤ならばこの「サマータイム」は裏名盤 、との紹介文で「今日の1枚」で取上げたのは、2009年6月29日のことでした。
そこでは録音の悪さを指摘しながら、ビショップさんのスタンダードを通してのブルース感覚を絶賛しました。
今日は誰もが知っているスタンダードが並ぶこの作品の中で、「Falling In Love With Love」がどのように光っているかを中心に聴いてみます。
つまみ食い後
全12曲中、2分台が9曲で、残り3曲も3分台です。1曲は短い演奏時間ながら、どの曲も印象深く残るものです。その理由は、先ずはメロディを大切にし、感情たっぷりの演奏になっていること。そして短いアドリブは、その感情を一気に爆発させたもの。また曲毎に雰囲気を変えており、まるで玉手箱から宝石が落ちてくるのを感じているようです。
その中で「Falling In Love With Love」は、恋することに恋することができている喜びを全身で表しているような演奏でした。
(掲示板掲載 2016年10月17日から3日間)