録音日 1965年7月1日(年は多分、月日は決めつけ)
Body And Soul が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
ヤンシー・キョロシーのディスコグラフィーをネットで発見できなかったのですが、1970年代以降の活躍が気になるお方です。1960年代に素敵な演奏をジャズ界に残し、その数枚の作品は今でもジャズファンに聴き継がれていますので、ある意味幸せな方だったのでしょう。しかしながら1970年代に入ると仕事に恵まれなくなったキョロシーさんは、時代に埋もれていった方とも言えます。
そんな聴き継がれているこの作品に、「Body And Soul」が入っています。トリオ演奏が種の作品ですが、この曲はキョロシーさんのピアノ一本での録音です。
2001年7月1日にこの作品を「今日の1枚」で取り上げた際には、MPSの名盤「identification」と比較して「identificationではその攻撃的なスタイルに惚れたのですが、今回の作品ではまだまだそのスタイルが生まれていないです。しかしながら、様々なピアニストの長所を吸収したスタイルは、はっきりと聴き取れます」とコメントしています。
今回のつまみ食いでは、比較せずに聴いてみます。
つまみ食い後
身も心もジャズに生きているキョロシーさんの、この曲を愛している姿がうかがえる内容です。まるで飛び跳ねて演奏している姿に微笑み、どこか踏み外しそうになりながらも、このメロディの中にいるキョロシーさんでした。つくづく愛される作品だなと思いながら、聴き終えました。
(掲示板掲載 2017年12月21日から3日間)