Solveig Slettahjell
Slow Motion Orchestra

録音日 2001年5月22日(ジャケ記載データ)
I Remember Clifford が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 このノルウェーの歌手の読み方は、スールヴァイグ・シュレッタイェルというのが、カタカナ表記では一般的なようですね。彼女の作品は「今日の1枚」で3枚取上げきており、それらは2000年代前半に録音されたものです。彼女のページによれば、それ以降も3枚の作品を発表しているようです。私は2000年半ば以降は新譜購入から遠ざかったおり、そんな彼女の作品には触れず終いです。

 さて、恐らくは彼女のデビュー作である本盤は、「今日の1枚」で2002年9月16日に取上げました。その時期の私はマレーシアから香港に引っ越したばかりでした。それは7月のことでしたが、その年の2月から4月にかけてマレーシアで、マークレビンソンのアンプと、B&Wのスピーカーを購入しておりました。購入後に慌ただしく香港へ引っ越したのですが、9月は香港の部屋でオーディオが何とか鳴り始めた時期でした。

 「今日の1枚」では本盤の録音の良さもあり、オーディオへの感想書込みとなっておりました。今回は「I Remember Clifford」を中心に、作品中身について触れて行きます。

pcl13

つまみ食い後

 みなとみらいの部屋でB&Wが鳴り出してから10年近く経ち、香港時代よりも深みある音でこの作品が鳴り響いてます。スタジオの空気感が伝わってくるもので、聴き入ります。この作品への不満を言うならば、「今日の1枚」にも書きましたが、スロー・ナンバーばかりであることでしょう。もう少し変化が欲しいとの、贅沢な感想を持ちました。

 さて「I Remember Clifford」、枯れたトランペットに響きもあり、ふんわりしながらしっかりと迫ってくる寂しさにくるまれて、聴き終えました。

(掲示板掲載 2016年12月18日から3日間)