録音日 1961年1月20日(ジャケ記載データ)
Just In Time が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
タレンタイン兄弟のテナー・サックスとトランペットにパーランのピアノ、これだけで大方のジャズファンは「ちょっと聴いてみるか」と思うことでしょう。この「ちょっと」と思わせるところがスタンリー・タレンタインの重要な役割だと感じています。
本作を2007年8月31日に「今日の1枚」で取り上げた際には私は、「My Girl Is Just Enough Woman For Me」の演奏を気に入って、「弟のスタンリーはこの曲の雰囲気通りの穏やかな演奏。一方、お兄さんのトミーは、力強い主張を行っております」と感想を述べました。
さて私が持っている1987年発売の輸入CDには、オリジナリLPには無い曲を追加収録しています。「今日の1枚」で感想を書く際には、そんな追加曲には触れずにいるという方針でおります。しかし「今日の1枚からつまみ食い」では、そのようなことは気にしないでおります。
「Just In Time」は追加曲であります。
つまみ食い後
「Fine L'll Lass」というブルースナンバーは、タレンタイン兄弟のブルージーさを発揮させるにはうってつけの曲です。この曲には別テイクが追加収録されているのですが、これはわざわざ追加する事はないだろうと感じました。
一方で追加曲の「Just In Time」。演奏することが嬉しくてたまらないように突っ走るテナーサックス、それならば俺も行くよとのトランペット、楽しく聴ける「Just In Time」でした。
(掲示板掲載 2018年6月21日から3日間)