Phineas Newborn
Piano Portraits

録音日 1959年6月18日(ジャケ記載データ)
Just In Time が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 ロイ・ヘインズの名盤「ウィ・スリー」でジャズ界に存在感を示したフィニアスが、その半年後に吹き込んだ作品に、「Just In Time」が収録されています。1999年6月4日に「今日の1枚」で取り上げた際には、「名曲ばかりなので、落ち着いて聞いてられます」とした上で、フィニアスさんの右手と左手の使い方、つまり高音と低音をうまく使う奏法に感心していました。
 そんな演奏での「Just In Time」ですので、期待して今日は聴いてみます。

pjt13

つまみ食い後

 さてフィニアスさんの「Just In Time」。高速でこの曲を弾く姿に圧倒されます。ベースとドラムを控えさせてピアノ1本で弾く場面が多いのですが、息を継ぐ間も忘れるほどに聴き惚れます。そして後半にはトリオ演奏に戻りますが、ライブならばここで拍手喝采のことなのでしょう。私は心の中で拍手喝采しながら、この演奏を聴き終えました。

(掲示板掲載 2018年1月18日から3日間)