録音日 1956年5月1日(年は確定情報、月は多分、日は決め打ち)
マイク ジャケ作品をつまみ食い
つまみ食い前
1950年代のパティ・ペイジさんについて、ウィキペディアから引用します。
「アメリカのスタンダード・ポップスを代表する女性歌手であり、1950年代に女性アーティストとして最も多くのレコード売り上げ枚数を記録した」
「最大のヒット曲は同じく1950年にリリースされた「テネシーワルツ」である。この曲は同年に13週間にわたって1位の座にあり、累計売上げ枚数は600万枚に達しビルボード誌のヒット・チャートで1950年代最大のヒットを記録した」
ペイジさんは、押しも押されもせぬ、国民的大スターだったのです。しかし大スターだからと言っても、マイク6本を準備する必要はないでしょう。
2004年9月25日に「「今日の1枚」でこの作品を取り上げたのですが、RCAの44BX、ノイマンU47などのマイク6本に囲まれた、ペイジさんのレコーディング風景がジャケットになっています。
「高音質」を謳い文句にしている本作への15年前の私の感想は、上っ面の褒め言葉で簡単に済ませたものでした。今回のつまみ食いでは、もう少し気持ちを入れて感想を書きたいものです。
つまみ食い後
「ジャズ歌手とされている方々の表現方法はないが、ジャズのフィーリングを持ち、素晴らしいスイング感を持っている人だ」との青木啓氏の言葉が国内盤CDの解説にありますが、ペイジさんの魅力を言い得ております。確かな歌唱力と健康的な歌声に、「The Lady Is A Tramp」で楽しめるスイング感が加わりますので、時折聴く歌手としてはペイジさんは頼もしい存在です。
(掲示板掲載 2019年6月12日から3日間)
参考資料「Sound Designer 2018年6月号 マイク読本」有限会社サウンド・デザイナー発行(文中ではマイク資料と表記)