録音日 1977年6月1日(ジャケ記載データ)
マイク ジャケ作品をつまみ食い
つまみ食い前
ヴィブラフォンの上に2本のマイクというのは、基本のセッティングです。そしてそのマイクは、ノイマンU47かU87でしょう。
さてミルト・ジャクソンがモンティ・アレキサンダーと組んだ本作を「今日の1枚」で取り上げたのは、2015年11月7日のことでした。「グルーブ感とブルース・フィーリングが魅力」との感想を述べた本作を、今日はつまみ食いします。
つまみ食い後
ドラムはジェフ・ハミルトン。40歳代となった1990年代中盤から素敵なリーダー作を発表している方で、この「今日の1枚」でも、そんな作品を6枚取り上げてきました。しかし本作に参加した時は24歳で、プロ活動を始めたばかりの時でした。そんな時代のハミルトンは、モンティ・アレキサンダーのトリオで腕を磨いていました。
ベースで本作に参加しているジョン・クレイトンも、25歳の本作時点ではモンティ・アレキサンダーのもとで活動していました。
クレイトンとハミルトン、二人はその後の1985年にクレイトン・ハミルトン・ジャズ・オーケストラを結成し、今に至るまで精力的に活動しています。
そんな背景を思い浮かべながら本作を聴くと、主役と助演の二人にを支えるドラムとベースに耳が移っていきます。決して目立つことはないが、しっかりと主役と助演を支えるクレイトンとハミルトンの演奏に感心しながら、ミルト・ジャクソンとモンティ・アレキサンダーの快適な演奏を楽しみました。
(掲示板掲載 2019年10月18日から3日間)
参考資料「Sound Designer 2018年6月号 マイク読本」有限会社サウンド・デザイナー発行(文中ではマイク資料と表記)