録音日 1998年4月23日(ジャケ記載データ)
マイク ジャケ作品をつまみ食い
つまみ食い前
「1990年代以降においてダイアン・リーヴス、カサンドラ・ウィルソン、ダイアナ・クラールらと共に最も成功したジャズ歌手の一人と考えられている」と、ディー・ディー・ブリッジウォーターさんについてウィキペディアに書かれています。私はそんな彼女の作品を、今日つまみ食いする本作しか持っておりません。その本作を聴くのは、つまりはディー・ディーさんを聴くのは、本作を2001年1月10日に「今日の1枚」で取り上げて以来の、19年ぶりとなります。
「固い高音が彼女の持味なんだけれど、シャウトされると邪魔になってしまう」と感想を書いた私は彼女とは縁が無かった訳ですが、シュアSM58、通称ゴッパチを手にして楽しく歌っているジャケの本作を聴いてみます。
つまみ食い後
彼女の歌の風格を感じながら、アタックの強い歌い方を楽しみました。特に「Slow Boat To China」と「Cherokee」に、彼女の持ち味が生きているように感じました。観客との「お遊び」に辛さを感じるのは19年前と同じ感想ですが、そこは彼女のショーマンシップという特徴なのでしょう。
今回のつまみ食いで、私は彼女の存在を初めて意識したことになります。これからは彼女の作品を集めていくとは言いませんが、本作はまた聴く機会があることでしょう。
(掲示板掲載 2019年12月24日から3日間)
参考資料「Sound Designer 2018年6月号 マイク読本」有限会社サウンド・デザイナー発行(文中ではマイク資料と表記)