Art Blakey's Jazz Messengers
1958-Paris Olympia

録音日 1958年12月17日(ジャケ記載データ)

楽器ケース ジャケ作品をつまみ食い

つまみ食い前

 「今日の1枚からつまみ食い」企画は曲をテーマに、3年以上に渡り10曲185枚を掲載してきました。今月から暫くはジャケットをテーマにして、「つまみ食い」して行きます。2017年後半に私のこのサイト maharl.comのリニューアル作業を始めた時に、この「つまみ食い ジャケ編」のテーマになりそうなものを、リストアップしてました。合計103の項目をリストアップしたのですが、ジャケ編 初回は迷わず「楽器ケース ジャケ」です。

 2007年11月7日にこのJMのパリ・ライブを「今日の1枚」で取り上げた際に、このジャケットが強く印象に残りました。その辺りのことは「今日の1枚」で書いたので、ここでは触れませんが、まだまだ空港セキュリティが穏やかな時代だったとの思いでした。

 話変わりますが、毎年10月に土日二日間に渡り横浜はジャズで染まります。横濱ジャズプロムナードが行われるからです。自分のステージ1つだけに出演するミュージシャンもいますが、多くは幾つものステージを掛け持ちします。そんな掛け持ちミュージシャンは各会場を移動します。ドラム奏者の場合はてっきり会場備え付けのドラムを使うのかと思っていたら、しっかりとマイ・ドラムを使っています。結構な手間がかかるのかと、思っておりました。

 話は横にそれましたが、パリまでマイ・ドラムを持ってきたジャケのブレイキーさん。裸のはタムタムでしょう。お尻を乗せているケースは。フロアタムなのでしょうか。では足を乗せているのは何なのか。音楽は聴き専の私には、分かりませんでした。

 この作品を聴くのは2年前に「I Remember Clifford が収録されている作品」でつまみ食いして以来です。

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つまみ食い後

 「つまみ食い」テーマなのですから、ドラムに注目して聴いておりました。ブレキーさん独特の派手さに手を叩くのは当然のことですが、曲の構成をドラム演奏によって微妙に操るブレイキーさんの姿に関心しました。その際には、ジャケでブレキーさんが腰をかけていたフロアタムの低音連打も効果的に機能しておりました。

 やはりJMで音楽面でもバンドを纏めているのはブレイキーさんなのだと実感しました。

(掲示板掲載 2018年10月12日から3日間)