録音日 2001年6月5日(ジャケ記載データ)
Fly Me To The Moon が収録されている作品をつまみ食い
つまみ食い前
辺見マリさんがジャズ作品を発表したと雑誌で知り、迷いながらも買い求め、「今日の1枚」に掲載したのが2002年3月16日のことでした。
「英語に必死苦労された姿が浮かび余裕感がない」とコメントしたので、気に入らなかったのでしょう。そのように聴いていたマレーシアから、香港・横浜・マレーシア・横浜と、このCDを15年間持ち続けましたが、聴き返すことはありませんでした。
バックの演奏は良いものだけに、気軽な気持ちでマリさんの「Fly Me To The Moon」を聴いてみます。
つまみ食い後
生きていればいろんなことがあり、それを乗り越えていくのが人間なのでしょう。50歳代になってみれば、困難を乗り越えたかどうかが人の差になってくると、最近はつくづく思っています。
辺見さんがこの作品を吹き込んだのは、50歳をすぎたばかりの時でした。ネットで彼女の経歴を読んでみると、かなりの苦難が彼女にもあったようです。
そしてこの作品から浮かびあがる彼女は、それらをしっかりと乗り越え、素敵な50歳代を迎えているのが分かってきます。
「Fly Me To The Moon」、そんな人間でなければ表せない空間が漂っています。
(掲示板掲載 2017年6月21日から3日間)