Marian McPartland
85 Candles - Live In New York

録音日 2003年3月2日(ジャケ記載データの翌日)

イス ジャケ作品をつまみ食い

つまみ食い前

 この小粋なイラストジャケ、私は気に入っています。このイラストを描いた Jeeun Lee という方の情報はネットで得られませんでしたが、主役のマリアンさんの演奏をよく知っている方なのでしょう。

 「今日の1枚」では2006年4月27日に、そして「Summertime でつまみ食い」では2016年9月に本作を取り上げました。本作についての感想は、粗方そちらで書きました。今日はジャケの雰囲気を感じる演奏を、大勢のミュージシャンがマリアンの85歳を祝って集まったこのライブ盤から、感じ取りたいです。

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つまみ食い後

 今回この作品をつまみ食いして、改めて自分はこのCD2枚組が好きなんだなと、実感しました。多くの素敵なミュージシャンが、様々な編成でいろんなタイプの曲を披露しており、聴くたびにいろんな表情をみせてくれる作品です。

 マリアンさんと、これまた大ベテランのジム・ホールのデュオで「Free Piece」という曲を演奏しています。3分弱の演奏ですが、全てが即興なのでしょう。そこには緊張と安堵が交錯しており、素敵な演奏となっています。この曲を演奏し終えた瞬間のマリアンさんが、イラストジャケの彼女なのでしょう。

 巡り合わせで購入した本作品、名盤でもなく評判作でもありませんが、私にはホッとする愛すべき作品となっています。


(掲示板掲載 2020年7月12日から3日間)


参考資料「Brutus Casa特別編集 超・椅子大全!」東京:株式会社マガジンハウス発行、2005年(文中ではイス資料と表記)