Dial Africa (take 2) (Wilbur Harden)
(8分39秒)
【この曲、この演奏】
この曲の二度目の演奏です。
その演奏ですが、構成はテイク1と同じです。その中でソロに関しては、テイク1よりも躍動を抑えて静の魅力を出そうとしています。フラーのソロには戸惑いを感じますが、ハーデンとコルトレーンはこの曲の世界にあった演奏となっています。
この演奏がOKテイクとなり、1958年発売のアルバム「ジャズ・ウエイ・アウト」に収録されました。
【エピソード、録音日について】
このセッションから発売されたアルバムの中に、録音日を1958年6月29日としているのがある。しかし藤岡氏が1995年に確認したサヴォイのコントラクト・カードには6月24日となっている。
そしてジャズのディスコグラフィーのバイブル的存在のイエプセンの1969年発行のものには、このセッションが1958年8月18日になっている。
以上は資料07記載事項であるが、ここでは資料07が採用している、そして今では主流となっている6月24日を、このセッションの収録日とした。
【ついでにフォト】
2013年、みなとみらい
(2022年5月16日掲載)