Dial Africa (take 1) (Wilbur Harden)
(8分1秒)
【この曲、この演奏】
ハーデン作のこの曲は、曲名通りにアフリカを感じる曲です。
コルトレーンのこの曲の演奏記録は、本セッションだけです。
さて演奏ですが、ドラムスとベースでタイトルを感じる雰囲気を作り、ピアノが加わり、そして三管が演奏し始め、暮れかかった平原での生きるための静かな動きを感じるテーマになっています。ソロは、ハーデン、コルトレーン、フラー、そしてフラナガンと続きます。この4人のソロにテーマとの関連をあまり感じないのが残念なところです。後テーマも良い感じなだけに、残縁なところです。
この演奏はアルバム「ジャズ・アウト・ウェスト」には収録されず、1978年になってから世に出ました。
【エピソード、本セッションについて】
サヴォイでのウィルバー・ハーデンのセッションにコルトレーンが参加したのは、合計3回あり、このセッションはその最後です。
初回 1958年3月13日
2回目 1958年5月13日
最後 1958年6月24日
本セッションの参加メンバーだが、ピアノは初回のトミー・フラナガンが再び参加している。ベースのアリ・ジャクソンとドラムスのアート・テイラーは、2回目と同じメンバーである。
【ついでにフォト】
2010年、みなとみらい
(2022年5月15日掲載)