B.J.(take 2) (Wilbur Harden) (4分51秒)
【この曲、この演奏】
このセッションでこの曲の二度目の演奏です。
資料09でも触れていますが、テーマでのホーン陣のアンサンブル、特にハーデンの味の付け方に迷いを感じる演奏になっています。ソロはテイク1と同様に、フラー、コルトレーン、ハーデン、そしてハワード・ウィリアムス、そしてベースとドラムスの4小節交換となります。ソロに関してはテイク1よりもリラックスしてきたものです。
この演奏は1977年に発売されました。
【エピソード、共演のピアニスト、ハワード・ウィリアムス】
資料07によれば、このセッションに参加したピアニストのハワード・ウィリアムスとコルトレーンの共演歴は、本セッションだけである。
このピアノ奏者については、「新・世界ジャズ人名辞典」にも「ピアノ・トリオ 1600」にも掲載されていなかった。ネットで調べると、指揮者のハワード・ウィリアムスがヒットするが、これは別人であろう。
コルトレーンと共演したピアニストなので、彼の経歴を少しでも知りたいところだ。
【ついでにフォト】
2007年、みなとみらい
(2022年4月26日掲載)