19580513-02

B.J.(take 2) (Wilbur Harden) (4分51秒)



【この曲、この演奏】

 このセッションでこの曲の二度目の演奏です。

 資料09でも触れていますが、テーマでのホーン陣のアンサンブル、特にハーデンの味の付け方に迷いを感じる演奏になっています。ソロはテイク1と同様に、フラー、コルトレーン、ハーデン、そしてハワード・ウィリアムス、そしてベースとドラムスの4小節交換となります。ソロに関してはテイク1よりもリラックスしてきたものです。

 この演奏は1977年に発売されました。



【エピソード、共演のピアニスト、ハワード・ウィリアムス】

 資料07によれば、このセッションに参加したピアニストのハワード・ウィリアムスとコルトレーンの共演歴は、本セッションだけである。

 このピアノ奏者については、「新・世界ジャズ人名辞典」にも「ピアノ・トリオ 1600」にも掲載されていなかった。ネットで調べると、指揮者のハワード・ウィリアムスがヒットするが、これは別人であろう。

 コルトレーンと共演したピアニストなので、彼の経歴を少しでも知りたいところだ。



【ついでにフォト】

tp07028-022

2007年、みなとみらい 


(2022年4月26日掲載)