B.J.(take 1) (Wilbur Harden) (4分53秒)
【この曲、この演奏】
「ハーデンのオリジナル・ブルースであるが、チャーリー・パーカー(as)の リラクシン・アット・カマリロ にそっくりである」と、資料09にあります。
コルトレーンのこの曲の演奏記録は、本セッションだけです。
テイラーのドラムスから入り、3管のアンサンブルを生かしてのテーマとなります。ソロはフラー、コルトレーン、ハーデン、そしてハワード・ウィリアムスと続きます。ベースとドラムスの4小節交換があり、後テーマとなります。
楽しげなブルースで、このセッションの暖気運転を行ったとの印象です。
【エピソード、本セッションについて】
サヴォイ・レーベルでのウィアム・ハーデンと3回あるコルトレーンのセッションの、2回目のセッションである。最初のセッションはクインテット編成であったが、今回はシクステットでの演奏だ。
フロント陣にトロンボーンのカーティス・フラーを加えて、3管編成とした。またリズム陣の3人は全て入れ替えてある。ハワード・ウィリアムス(p), アリ・ジャクソン(b), そしてアート・テイラー(d)の3人である。
このセッションでは3曲が演奏され、1958年終盤に発売されたアルバム「タンガニカ・ストラト」に収録された。
最初に演奏された「B.J.」については二つの別テイクがあり、1977年と1978年に発売された。
【ついでにフォト】
2006年、みなとみらい
(2022年4月25日掲載)