Snuffy (Wilbur Harden) (9分34秒)
【この曲、この演奏】
ハーデン作のこの曲のコルトレーンの演奏記録は、本セッションだけです。
軽やかなフラナガンのピアノから始まるテーマは、ビバップそのものの曲調であり演奏です。そしてソロの先発はフラナガンで、アップテンポでの輝く演奏は素敵なものです。そしてソロは、情熱のコルトレーン、流麗なハーデンと続きます。ワトキンスのベースが冴えるソロもあり、後テーマとなって演奏は終わっていきます。
【エピソード、更に別テイクがあるはず】
藤岡氏がこのセッションの「the Savoy contract card」を複製(?, reproduce)した際に、「West 42nd Street」「E.F.F.P.H」「Snuffy」「Rhodomagnetics」の4曲について、フォルススタートなどの別テイクがあるとなっていた。しかし藤岡氏が1992年8月7日に川崎にある日本コロンビアでこのセッションの「 a work tape」を見つけた際には、それらを確認できなかったとのことだ。(資料07)
【ついでにフォト】
2009年、みなとみらい
(2022年4月20日掲載)