Blue Train (take 2) (John Coltrane)
(9分56秒)
【この曲、この演奏】
この日に3回演奏されたこの曲ですが、2回目の演奏は1996年にアルバム「ブルー・トレイルズ」に収録されて発売されました。
演奏の構成は、ソロ順がコルトレーン、モーガン、フラー、ドリュー、チェンバース(ピッチカート)と、テイク1とテイク3と同じです。そのソロ演奏はテイク1に近いもので、そんなことからもう1回となったのでしょう。
【エピソード、ブルー・トレイルズ】
1996年にアルバム「ブルー・トレイン」のジャケットを使って、「ブルー・トレイルズ」というCDが発売された。中身は、ブルー・ノートの9人のミュージシャンの別テイクを集めてのものだった。
ジャケットは写真と文字の配列が、アルバム「ブルー・トレイン」そのものだった。よーく見ればは違いがあり、アルバム名が「blue trails」、ブルーノートの規格番号が「1601」となっている。
私は別テイク入り「ブルー・トレイン」と思って購入した。確かに「ブルー・トレイン」の別テイクが入っているが、アルバム「ブルー・トレイン」ではない。しっかりと確認しなかった私がいけないのだが、それでも複雑な気分となった。それ以降、アルバム「ブルー・トレイン」のいろんな仕掛けを入れてのCD発売には、手を伸ばせなくなった。
【ついでにフォト】
2010年 タイプーサム、ペナン、マレーシア
(2022年2月22日掲載)