Lazy Bird (take 5) (John Coltrane)
(7分3秒)
【この曲、この演奏】
このセッションで5回目となるこのテイクが、アルバム「ブルー・トレイン」に収録されました。
さて演奏ですが、前のテイクよりも軽やかに活発に演奏しており、この曲の活気をより引き出し演奏となっています。演奏の構成はテイク4と全く同じで、コルトレーンのソロは全体と調和するものになっており、ドリューのピアノ・ソロも豊かに流れ裏演奏となっています。
アルバム「ブルー・トレイン」ではB面の最後に収録されたここでの演奏ですが、この日のセッションの最初にメンバー同士の息を合わせる意味合いでも演奏されたのかもしれません。
【エピソード、前日にリハーサル】
この9月15日の前日に、NYのブロードウェイ 50丁目にある Nola Studio(バードランドの近く)で、このセッションのためのリハーサルを3時間行なったとのことだ。
これは資料07にある情報であり、2006年3月25日に藤岡氏がカーティス・フラーにインタヴューして得た情報である。
【ついでにフォト】
2010年 タイプーサム、ペナン、マレーシア
(2022年2月18日掲載)