19670215-06

Iris (John Coltrane)   (3分49秒)



【この曲、この演奏】

 曲名のアイリスとは、アヤメ科の植物やギリシア神話の虹の女神のことですが、アリスがどの意味でこの曲名にしたのことは明らかではありません。

 この曲名でのコルトレーンの演奏記録は、本セッションだけです。

 さて演奏ですが、歌い上げるバラッドの雰囲気で始まりながら、不思議な調子で演奏していきます。リズム陣はそんなコルトレーンに寄り添っていますが、全体のまとまりにぎこちなさがあるかなと感じます。

 コルトレーンが、このメンバーでの新たな可能性を試した演奏なのでしょう。



【エピソード、日本での記者会見、インタヴューから、その5】

7月9日 東京プリンス・ホテル、2階マグノリア・ルーム
共同記者会見 vol.5 資料17から引用


Q
 愛とは全宇宙を支えるモノであるとのお答えでしたが、それはどのような愛なのでしょうか? キリストの生涯に示される愛、男女の愛、両親が我が子に対する愛なのでしょうか?

JC
 うん、それは私にも区別はできません。結局はどれをとっても、イエスの愛であり、釈迦の愛であり、クリシュナの愛であり、その全てかもしれません。この場合の愛は、そういった区別ができない。全てを包括したマニフェステイション(顕現)であると考えます。


Q
 (マッコイ・タイナーとエルヴィン・ジョーンズが)グループから抜けたのは、音楽に対する考え方の相違と言われれいますが、何他の理由でも?

JC
 さあ、どうだろう? 彼らに直接聞いてみたらどうかな? わたしには理由はわかりません(笑)



【ついでにフォト】

tp14010-122

2014年 みなとみらい


(2021年10月17日掲載)