Afro Blue (ending)
(Mongo Santamaria) (17分53秒)
【この曲、この演奏】
シアトルでのこの曲の演奏の後半の部です。
公式発売された前半の部の最後からの引き続きのようなものなので、コルトレーンとファラオでの混沌とした世界の演奏が、4分半あります。その中には叫び声、唸り声も入っています。その後にピアノが主体で1分弱の演奏を挟み、6分半のドラムス・ソロとなります。
そしてコルトレーンがソプラノで登場して、テーマを吹きはじめます。このまま終わりへと思いきや、ピアノとソプラノが主となって、違う展開へと進みます。4分ほど経ったところで、強いソプラノの響でテーマが演奏され、終わりを迎えます。
前後半で52分を超える演奏、しかもこれで完全ではない、ぶっ飛びの「Afro Blue」であったことが、2011年に聴けたのでした。
【エピソード、Afro Blue は分割収録】
1994年に公式発売されたCD2枚組「Live in Seattle [+2]」で、「Afro Blue」が収録された。収録時間は34分39秒であったが、このCDでは演奏が途中でフェイドアウトで終わっていた。コルトレーンが再び登場し、ファラオと混沌とした世界を描いているところで、フェイドアウトとなった。
公式発売のはラジオ局からの音源であったが、ラジオ放送をエアチェックした私家録音が2011年にブートレグ発売された。公式発売には未収録の演奏だけを発売した。
Untitled Original、Lush Life、My Favorite Things は、そのまま未収録の演奏である。しかしAfro Blueは少々の混乱となる。これは公式発売の34分39秒の後のものなのだ。しかも、長さは分からないが、この二つの間にはさらなる演奏があるとのことだ。
【ついでにフォト】
2010年 ペナン、マレーシア
(2023年3月16日掲載)