19650728-01

Afro Blue (Mongo Santamaria)
(冒頭未収録、10分6秒)



【この曲、この演奏】

 1963年からコルトレーンがライブで度々演奏しているこの曲が、1965年のパリにあるサル・プレイエルでも演奏されました。

 さて演奏ですが、演奏開始からマッコイのソロに入る前まで収録されていません。マッコイがソロに入ったなというあたりから演奏が聴け、それは2分半ほど続きます。それに続くのはコルトレーンのソプラノ・サックスによる7分半ほどの演奏です。このソプラノでの演奏の5分あたりからテーマとなり、エンディングとなっていきます。

 マッコイもコルトレーンも刺激と情感の演奏を繰り広げており、またバンドとしても危ない香りがあるもので、是非とも完全な形で聴きたいものです。



【エピソード、このライブ】

 コルトレーン御一行は、この1965年の7月26日と27日に、フランス南部の地中海に面したアンティーブで行われた、6回目のジャズ・フェスティヴァルへの出演した。そしてすぐに場所をパリに移して、サル・プレイエルでのステージに立った。

 このコンサート・ホールは、この1965年には3000席収容で、パリ管弦楽団とフランス放送フィルハーモニー管弦楽団のフランチャイズホールでもあった。(ウィキペディア)

 この日のコンサートについては、資料07では夜の10時から始まったとの情報だけである。また分かっている限りでは、3曲 計50分ほどの演奏時間である。この演奏時間が正しければ、コルトレーンだけの出演の1回公演としては短いものであり、2回公演だったか他の出演者がいたと考えられる。



【ついでにフォト】

tp15047-132

2015年 みなとみらい、横浜 


(2022年12月24日掲載)