19650727-04

Impressions (John Coltrane) (20分55秒)



【この曲、この演奏】

 1965年の第6回アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルへのコルトレーン出演2日目の7月27日、最後の演奏曲はこの曲でした。

 演奏はベース独奏から始まり、10分ほど続きます。ピッチカートからアルコ、そして再びピッチカートで演奏しています。テンポを速めた終盤でエルヴィンのシンバルが加わり、コルトレーンの登場となります。

 テナー・サックスでテーマを30秒ほど演奏した後には、マッコイの3分半ほどのソロとなりますが、これはどの方向に進むべきなのか迷っているかの内容です。

 そしてコルトレーンが登場し、最後まで6分を超える演奏を繰り広げます。1965年のコルトレーン、次に進むべき方向を見据えているコルトレーンの姿が、この演奏から感じ取れます。



【エピソード、1965年7月27日のマイケル・ヘネシーによるインタヴュー、その2】

ヘネシー
 自分の演奏を聴き返すのはなぜですか?


コルトレーン
 音の具合を確かめているんだ。音がはっきり出ているかとか、調子がずれていないかとか。


ヘネシー
 ソプラノの音が狂ったりしませんか?


コルトレーン
 妙なことに、ソプラノよりもテナーの方が手がかかるね。このソプラノが手に入ったのは幸運だった。五年前に、生まれて初めて買ったソプラノだ。いいソプラノだが、最近たまに音が狂うことがある。


「メロディ・メーカー」誌、一九六五年八月十四日号、6ページに掲載(資料04から)



【ついでにフォト】

tp15048-046

2015年 みなとみらい、横浜 


(2022年12月23日掲載)