The Inchworm (Frank Loesser)(8分55秒)
【この曲、この演奏】
この1962年欧州ツアー定番演奏曲は2日前のヘルシンキでは2曲目に演奏されてきましたが、この11月22日コペンハーゲンでは3曲目に登場しました。
いつものようにソプラノサックスとベースとの掛け合いで始まり、テーマ演奏になっていきます。1分すぎからコルトレーンのアドリブ・パートとなり、最後まで吹き続けいます。その演奏ですが、いつもとは歩む方向を変えており、少し粗い面も感じます。しかし深みは増している演奏であり、興味深いものです。
【エピソード、J. クルーゼとM.デロームとのインタヴュー、その22】
質問者
ジョージ・ラッセルと共演したレコードには満足していますか? 「ニューヨーク、N.Y.」には?
コルトレーン
一度しか聴き返していないから多くは語れないが、とても心地よいアルバムだと思う。あのグループ・サウンドが好きでね。
1962年11月17日のジャン・クルーゼとミシェル・デロームによるコルトレーンへのインタヴュー。ジャズの手帳誌、一九六三年第八号。(資料04)
【ついでにフォト】
2007年 アムステルダム、オランダ
(2022年10月11日掲載)