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Blue Train (John Coltrane) (8分53秒)



【この曲、この演奏】

 11月18日のパリ公演2回公演では両方で演奏され、そして22日のヘルシンキでも演奏されたこの曲が、この23日のスウェーデンはストックホルムで最初に演奏されました。ドルフィーはパリとヘルシンキと同様にアルト・サックスで参加しています。

 演奏は30秒ほどのテーマの後に、コルトレーンがテナーで3分弱、ドルフィーがアルトで2分半ほど、そしてマッコイが2分ほどのソロを行い、テーマとなって演奏は終わっていきます。

 どの部分を取っても、緊張と興奮に包まれた演奏です。何もない平地を疾走する列車の重量感と、何かが起きるかもとの気分に聴き惚れる内容です。

 この演奏は1970年代からコルトレーン・ファンが耳してきたもので、この曲のライブ演奏での最高峰のものとの評判のものです。



【エピソード、本セッションまでの日程】

 コルトレーン・バンドは、11月20日のデンマークはコペンハーゲンでの演奏の翌日は、スウェーデンのヨーテボリで2回公演を行った。次のヘルシンキでも2回公演だった。そして再びスウェーデンに戻って、3日連続で2回公演を行った。

 スウェーデンでは2日間で4回のステージを行ったのであった。



【ついでにフォト】

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2010年 タイプーサム、ペナン、マレーシア 


(2022年8月18日掲載)