19611221-29

It's Easy To Remember
(Richard Rodgers - Lorenz Hart)
(2分46秒)



【この曲、この演奏】

 何度もテイクを重ねたこの曲、前々テイクで申し分のない演奏となりました。次のテイクは途中終了となり、この18回目の演奏となりました。

 ここでもコルトレーンのテナーは実に良く、優しさを素直に表現できた夜をイメージできる演奏内容です。

 これが本テイクとなる、翌年発売のシングル盤のB面に収録されました。そして日本でのコルトレーンの一番人気アルバム「バラッズ」A(S)-32にも収録されることとなりました。



【エピソード、1961年の英楽旅のプログラム】

 ノーマン・グランツ主催の「Jazz At The Philharmonic」との1961年英国ツアーが行われ、ガレスピー・クインテットとコルトレーン・グループが出演し、そのプログラムが資料12に掲載されている。

 表紙には二人の写真が掲載されていますが、それはガレスピーとノーマン・グランツである。

英国での公演日程は次の通りである。

11月11日(土)  Kilburn - Gaumont State
11月12日(日) Birmingham - Hippodrome
11月13日(月) Glasgow - St. Andrew's Hall
11月14日(火) Newcastle - City Hall
11月15日(水) Leicester - De Montfort Hall
11月16日(木) Brighton - Dome
11月17日(金) Walthamstow - Granada

大英帝国を北上し南下する強行日程である。



【ついでにフォト】

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2008年 みなとみらい

(2021年2月16日掲載)