The Night Has A Thousand Eyes
(Buddy Bernier / Jerry Brainin)(6分51秒)
【この曲、この演奏】
邦題「夜は千の眼を持つ」のこの曲についの出所は、よく分からないと資料14にあります。1948年に同名映画がありますが、その中で本曲を聞くことは出来ないとのことです。作詞作曲者も無名なこともあり、どのような経緯の曲か不明とのことです。
この曲の代表的演奏としては資料14では、ロリンズのアルバム「ホワッツ・ニュー」、ゲッツのアルバム「ザ・ドルフィン」と共に、ここでのコルトレーンの演奏を取り上げています。
コルトレーンのこの曲の演奏記録は、アトランティックのスタジオ録音として本セッションが三度目となります。1959年12月2日、1960年10月21日のセッションでの演奏は、世に出ておらず、資料07では恐らくは紛失したとしています。なおライブでは1960年6月10日のジャズ・ギャラリーでこの曲が演奏され、2011年にブートレグで発売されています。
さて演奏ですが、軽快なテンポの中、吹きまくりのコルトレーン、そしてエルヴィンとマッコイののびのび演奏がそれに加わり、ハードバップの勢いを感じる演奏となっています。
【エピソード、コルトレーンのホロスコープ その4】
月の北方交差点は創造性の室である第五室の境界線にあり、実用性の室である第二室において月が移動していることは、絶えず変化を求める人間を示している。この変化の必要性が彼の女性関係に影響を及ぼしている。愛の星である金星が乙女座に入っているため、彼は女性の選択について人一倍やかましいのだ。
幻想と誘惑の星であり海王星が、彼の上昇宮魚座を支配する獅子座に入っているため、彼が名声を博することは明らかだ。それはまた、彼がロマンティックで神秘的な事柄に深入りしやすい傾向を持っていることを示している。海王星が仕事と奉仕の第六室に入っているため、コルトレーンは人類のために芸術を創造する大きな力を発揮するのである。
(資料01より)
【ついでにフォト】
2010年、ペナン、マレーシア
(2020年10月27日掲載、改訂2022年12月21日)