Liberia (John Coltrane) (6分50秒)
【この曲、この演奏】
アフロ色濃いこの曲はコルトレーンによるもので、資料07によれば3回の演奏記録があります。最初は、1960年6月10日のNYのジャズ・ギャラリーでのライブでのものです。このライブはコルトレーンがアトランティックで取り上げる曲の初演が並んでおり、その後のコルトレーンの活動を考えると重要なライブと言え、その模様は2011年にブートレグで発売されました。この曲2度目は本セッション、3度目は1961年3月上旬のシカゴのサザーランド・ホテルでのライブで、こちらは2012年にブートレグで発売されました。
さて演奏ですが、インパルス時代のコルトレーンのアフリカ色が示されている演奏であり、エルヴィンとのぶつかり合いが、実に魅力的であります。
【エピソード、コルトレーンのホロスコープ その3】
魚座が誕生時に上昇しているが、これは社交性と音楽的才能と他人への同情にあふれた理解力を彼に与えている。しかし、この上昇はまた、彼の人柄がよいために他人に利用され、自分の精力と資産をそのために吸い取られることを意味している。そして、彼の人生における願望が他人にすべてを与えることであるという大きな矛盾対立を生じさせているが、自分自身の創造的な仕事のための時間と精力をなおも残してくれてはいるのだ。
また、その誕生時に天王星が上昇している点にも注目すべきである。この星の宇宙時代の星である水がめ座の前進宮を支配し、彼のホロスコープ の天頂の主星であり、職業を司る木星が水がめ座に入っているため、彼は仕事上の急進的かつ革命的なアイディアに関心を持つことになる。おひつじ座に入っている先鋒の月は、新奇で革新的事柄に関心を持つことを示している。天王星はまた、人々の注意をひく、知名度の高い人間を示している。そして木星が第十二室に入っていることはしばしば死後の問題に関係することを意味し、コルトレーンが死んでから世間に広く認められるようになる運命を示している。
(資料01より)
【ついでにフォト】
2010年、ペナン、マレーシア
(2020年9月30日掲載、改訂2022年12月26日)