I Talk to the Trees
(Alan J. Lerner - Frederick Loewe)
(6分3秒)
【この曲、この演奏】
資料09によればこの曲は「マイ・フェア・レディ」の作者コンビによるもので、資料07によればコルトレーンの演奏記録はこのセッションだけです。
口ずさみたくなる愛おしいメロディのこの曲は、ミュージカルのシーンが思い浮かぶもので、コルトレーンとドレイパーの音の重なりは心地よいものです。そしてドレイパーからコルトレーンへと続くソロも、この心地よさそのままのものです。
演奏はピアノ・ソロがあり、テーマとなり、フェードアウトとなって終わります。
【エピソード、共演者】
リズム陣の3人とコルトレーンの共演に関しては、資料07に明確にある記録では、James "Spanky" DeBrestとLarry Richieは1957年12月20日のプレスティッジでのセッションと本セッションだけ、Jon Mayerは本セッションだけである。3人共にドレイパー関係で本セッションに参加したのであろう。
ピアノのJon Mayerについては、この後の活動の情報が得られなかった。
ベースのJames "Spanky" DeBrestは、1958年まではジャズ・メッセンジャーズで活動していた。1973年に亡くなっているが、判明しているレコーディングでは、リー・モーガンとの1962年の演奏までである。(Wikipedia)
ドラムスのLarry Richieは、判明しているレーコーディングは1960年のフレディ・レッドとのものまでだ。その後は画家としての活動が主となったともある。(Wikipedia)
【ついでにフォト】
2013年 みなとみらい
(2022年6月22日掲載)