Straight, No Chaser (take 2)
(Thelonious Monk) (10分34秒)
【この曲、この演奏】
この曲の最初の演奏もなかなか良かったのですが、マイルスはもう一度演奏することにしました。
さて演奏ですが、構成はテイク1と同じです。違いを言うとしたら、各ソロの熱量でしょう。ハード・バップのマイルスの熱量に圧倒され、それに続くコルトレーンとガーランドもゾクゾクする演奏を行なっています。
この演奏がOKテイクとなり、アルバム「Milestones.... Miles Davis」に収録され、この演奏から7ヶ月後に発売されました。
【エピソード、モノラルとステレオ】
資料07によれば、この日のセッションはモノラルとステレオの、二通りの録音であったとのことだ。しかしステレオで録音されたものは、2000年になってから発売された。それまでステレオとして発売されていたものは、モノラル録音のテープを「"electronically rechanneled" (simulated) stereo」したものとのことだ。これは「擬似ステ」のことであろう。
どのような理由からこのようなことになったのかは、書かれていない。
【ついでにフォト】
2011年、みなとみらい
(2022年3月31日掲載)