19571129-02

Evidence (Thelonious Monk) (4分42秒)



【この曲、この演奏】

 このモンクの有名曲ですが、ファイヴ・スポットでは何度も演奏したと思いますが、コルトレーンの演奏記録はこのセッションだけが明確なものです。(資料07)

 リズミカルなモンク節全開のこの曲は、モンクのピアノから始まり、すぐにカルテットでの演奏となりテーマを演奏していきます。そしてコルトレーンのソロとなりますが、この時期のコルトレーンの好調ぶりが出ている演奏です。その後ろでモンクはしっかりと演奏していますが、後半になるとお休みの場面も見受けられます。そしてモンクのソロとなり、これにはライブ・ハウスで連日演奏している中で立派なホールに出てきたことへの戸惑いなのか、それともこの観衆に何を提供しようかの遊び心なのか、そんなものを感じました。



【エピソード、出演者】

 2005年に発売されたCDには、フライヤーなのかポスターなのかは不明ですが、このコンサートの宣伝物が掲載されている。そこには次のように書かれている。


KENNETH LEE KARPE PRESENTS
FRIDAY EVE. NOVEMBER 29
8:30 P.M.  AND MIDNIGHT
AT CARNEGIE HALL DOR
THE MORNINGSIDE COMMUNITY CENTER

THANKSGIVING JAZZ

MISS BILLIE HOLIDAY

DIZZY GILLESPIE and his Orchestra with AUSTINE CROMER
SPECIAL ATTRACTION RAY CHARLES

CHET BAKER with ZOOT SIMS quartet

THELONIOUS MONK quartet with JOHN COLTRANE

INTRODUCING IN CONCERT THE BRILLIANT
SONNY ROLLINS



【ついでにフォト】

tp13076-040

2013年、みなとみらい


(2022年3月12日掲載)