Sonny's Crib (take 2) (Sonny Clark)
(9分52秒)
【この曲、この演奏】
1回目の演奏がOKテイクとな理ましたが、もう一度のこの曲を演奏しています。
ソロ順などの演奏構成はテイク1と同じながらも、1回目は13分強の演奏時間ですが、このテイク2では10分弱と、かなりテンポを速めた演奏となっています。このテンポを早めることによって、ここでの演奏の勢いが弱ったかなと感じました。
2度目の演奏を行なったのはテンポを速くしたらどうなるのか、とのものだったのでしょう。あくまで聴き比べればですが、勢いのあるテイク1に軍配が上がったのは当然のことでしょう。
【エピソード、コルトレーン語録 その3】
「もう(アルト・サックスは)吹けないね。サウンドがまったく気に入らない。音が小さすぎるんだよ」
ジョン・コルトレーン、一九六一年五月二日、ラルフ・J・グリーンとのインタヴューより(資料04)
サックスはアルトを本業としていたコルトレーンがテナーに持ち替え、スターになっていき、ソプラノでも境地を開いていき、フルートにも取り組んでいったコルトレーン。アルトとの関わりは何度かあるコルトレーンだが、結局最後までアルトに取り組むことはなかった。
【ついでにフォト】
2011年 ペナン、マレーシア
(2022年2月1日掲載)