2017年6月10日掲載
Nat Adderley           Work Song
Riverside原盤           1960年1月録音

 ナット・アダレイの代表作を、今日は取上げます。第一期アダレイ兄弟バンドは1956年に結成されましたが、成功しないまま翌年には解散となりました。

 そしてその2年後に第二期アダレイ兄弟バンドが結成され、大人気バンドになっていきました。その大人気を得て行く姿を聴ける作品は、この「今日の1枚」でも取上げてきました。

 今日取り上げる作品はナットのリバーサイド3作目であり、第二期結成直後の演奏であります。ウエス,ディモンズ,サム・ジョーンズ,そしてルイ・ヘイスが参加しており、またチェロ奏者を加えております。

 第二期アダレイ兄弟バンドの重要レパートリーとなる本作タイトル曲ですが、ここが初演なのかどうか調べましたが、分かりませんでした。

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 ファンキーかと言われればファンキーな作品ですし、ナットの曲作りの上手さも光る作品です。

 それ以上に私がこの作品から強く受ける印象が2点あります。先ずはナットのトランペット(コルネット)奏者としての実力です。繊細でかつ緊張感ある演奏に、聴き入ります。

 2点目が、チェロとギターを入れた、弦の掛け合いによるこのアルバムの色合いです。これ自体が聴きどころですし、またこれがナットやティモンズの演奏を引き立てております。

 この作品を棚から引っ張り出すことは数年に一度ですが、それは楽しい時間になります。