J.C.トーマス著 武市好古訳、コルトレーンの生涯、東京:学習研究社、2002年
1975年にスイングジャーナルから出版され(資料02)、2002年に文庫本で発売されたのがこの資料01である。資料01に加筆しての出版なので、本サイトmaharl photo&jazz ではこの資料02から引用する。
また本サイトの「エピソード」欄では、次の理由からこの資料01を参考資料のベースにしている。
最初の理由は、本書は数多あるコルトレーン本の先駆けであり、最も早く取材活動を開始していると判断したからである。多くの取材対象が存命であったことが、数多くのインタビューを可能にした。
次の理由は、本書はそのように得られた多くのインタビューを示すことにより、客観的にコルトレーンの歩んだ道のりを示している。
最後の理由は、著者がシカゴ交響楽団でのティンパニー奏者、スタン・ケントン楽団でのドラム奏者、その後にダウン・ビート誌等で評論を行ってきたことによる、演奏者の視点でコルトレーン史を捕らえられていることである。