19630704-01

Up ‘Gainst the Wall
(John Coltrane)
(7分38秒)



【この曲、この演奏】
 コルトレーン作のミディアム・テンポのこのブルース・ナンバーは、1962年9月18日のセッションで演奏され、アルバム「インプレッションズ」に収録されました。またこのカナダでのライブの前月に、フィラデルフィアのショウボートでのライブでこの曲が演奏されています。

 聴けることに感謝なのですが、録音状態は悪いものです。コルトレーンのサックスと、ドラムスのバス・ドラの音が聴けます。また資料07によれば、マッコイは最後に(on final note)音を出してるようですが、私には聞き取れませんでした。

 演奏は、疲れを感じるコルトレーンが力を振り絞って、何とか陽気な感じになろうと、吹いています。テーマを40秒ほど演奏し、そのままアドリブに突入して、コルトレーンのテナー・サックスで最後まで演奏されています。

 なお2009年に発売されたブートレグCDでは曲名を、「Blues」としています。




【エピソード、モントリオールでのライブ】
 カナダのケベック州のモントリオールにある La Tete de L’Art に、コルトレーン・カルテットが、6月24日或いは25日から7月6日まで出演した。ただしこの時期はエルヴィンの諸事情で黄金カルテットではなく、ドラムスはロイ・ヘインズであった。

 ここでの演奏の記録は、1995年刊行の資料06には記載がなく、2008年刊行の資料07には記載があり、私家録音テープが確認できているとあった。録音したのは Michel Delome氏であるが、ラジオ放送のエアチェックなのか、機材を会場に持ち込んでの録音なのかは、はっきりしていないようだ。

 また日付が7月4日から6日ということで、明確になっていない。

 まずはドラムスがロイ・ヘインズではなく、資料07によればドナルド・ベイリー、2009年に発売されたブートレグCDではAndre Whiteとなっている。ロイ・ヘインズはニューポート・ジャズ・フェスティヴァル出演のために、4日にはモントリオールを発っている必要があった。他にマッコイのスケジュールなどを考えると、日付を確定することが難しいようだ。
(以上は資料07から)

収録アルバム

【ついでにフォト】

2012年 ペナン、マレーシア

(2023年3月22日掲載)