Naima
(John Coltrane)
(3分59秒)
【この曲、この演奏】
11月18日のパリの2回と11月22日のヘルシンキでは演奏されませんでしたが、11月20日のコペンハーゲンではこの曲が演奏されました。その日と同様にドルフィーは、この23日もバス・クラリネットで参加しています。
さて演奏ですが、マッコイの強いタッチのピアノに、コルトレーンのテナーとドルフィーのバスクラが、深い祈りのように重なっていき、1分15秒のテーマ演奏となっています。これだけでこの演奏が素晴らしくなると、誰もが疑わなかったことでしょう。
演奏はドルフィーのバスクラによるソロとなり、1分18秒ほどのところでテーマを吹き始め、そこにコルトレーンが加わり、1分半ほどテーマを演奏いていきます。
11月20日のコペンハーゲンとは構成を変えたもので、このストックホルムでの演奏の方がクインテットという編成が生きてくるものです。
【エピソード、演奏会場】
ストックホルムにあるこのコンサート・ホールは、1926年に完成したもので、定員は2370名である。オーケストラ演奏がメインで、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団がホームとしているホールである。また毎年ここで、ノーベル賞とポーラー音楽賞の授賞式が行われている。クラシック音楽以外でもポップやロックで有名な方のコンサートも行われている。(Wikipedia)
写真を見るとこのホールはオペラハウスのようであり、重厚感ある会場だ。
【ついでにフォト】
2010年 タイプーサム、ペナン、マレーシア
(2022年8月19日掲載)