Ah-Leu-Cha
(Charlie Parker)
(5分45秒)
【この曲、この演奏】
Willis Conoverによるメンバー紹介を中心にしたアナウンスが2分ほどあります。
マイルス・バンドでの1958年のニューポート、最初に演奏したのはパーカー作のこの曲でした。コルトレーンはマイルスのもとで、1955年10月26日のスタジオ録音、1957年2月16日のセント・ルイスでのライブ(私家録音があるらしい)、そしてこのこの日の演奏、合計3回この曲を演奏しています。
その演奏ですが、ニューポートに集まった客を圧倒するぞとの狙いなのか、ジミー・コブの暴走なのか、威勢の良い始まりとなっています。ソロの先発はマイルスであり、センスが光る流暢な演奏を披露しています。その後にコルトレーン、アダレイと続き、それは二人の気合の高さを感じる演奏と言えるでしょう。
3管とドラムスの掛け合いがあり、テーマとなって、最初の演奏は終わっていきます。
【エピソード、マイルスのニューポート】
資料08でマイルスの演奏記録ページを「Newport」で検索すると、1955年7月17日とこの1958年7月3日の二つがヒットする。断定はできないが、マイルスのニューポート・ジャズ祭への出演はこの2回なのであろう。
1955年にはマイルスはズート・シムズとモンクを入れてのセクステットで出演した。今や伝説の演奏とのことだ。私は2005年に発売されたCD2枚組「’Round About Midnight – Legacy Edition」で、「’Round Midnight」一曲だけを聴いている。
コルトレーンのニューポート・ジャズ祭出演記録を、改めて記載しておく。
この1958年の後に、コルトレーンは自分のバンドで4回ニューポート・ジャズ祭に出演している。
1961年7月1日
1963年7月7日
1965年7月2日
1966年7月2日
【ついでにフォト】
2013年 みなとみらい
(2022年5月23日掲載)